手作りチョコレートのコツ(COFFEE&CAKES Mountain Hut)
世田谷駅のすぐ隣。
ピンク色が目を惹くビルの1階。
前を通る人たちがついつい中をのぞいてしまうお店はケーキ屋さんです。

オーナーの大山さんは専門学校で基礎を学んでから鎌倉や山王の有名パティスリーで二十年近く修行し独立。
世田谷区等々力でお店をオープンしました。
等々力での店舗が老築化による建て替えで引っ越しせざるを得なくなり、同じ世田谷区内で店舗を探していたところ今の場所に出会いリニューアルオープンしたのは2024年春。
都内唯一の渓谷として有名な等々力渓谷がある等々力ですが、世田谷区でも一二を争うおしゃれタウン、自由が丘や二子玉川の沿線。
ケーキ屋さんも多く華やかな街で開店することを考えなかったのか不思議に思ったのですが...

のどかで落ち着いてるところでお店をやりたいんです。
実は人見知りと言いながらも、お店やケーキに込められた想いを沢山お話ししてくださいました。

お店紹介
お店に入ると目の前には色鮮やかなケーキが並ぶショーケース。
左側にはカフェスペース。
お店の名前、MountainHut(山小屋)は山登りの休憩所。

日々の色んな山を登っている人たちに英気を養ってもらいたいんです。
ビル外観のピンクに合わせたグリーンが広がる居心地の良い空間。
コーヒーと共にケーキを楽しんだり、買って帰ってホッとしたり、ついつい立ち寄りたくなります。


晴れの日のお菓子ではなく、生活の中に溶け込む”町”のお菓子屋さんでありたい。
想いはケーキの名前にも表れています。
わかりやすいケーキの名前
ケーキの名前って、読みづらかったり難しかったりオシャレすぎて言うのが恥ずかしかったり...
ショーケースのケーキを指さして「これください。」そんな買い方をしたことがありません?
”町”のお菓子屋さんはケーキの名前は読みやすくシンプル。
子どもにもお年寄りにも、分かりやすく言いやすい、そのまんまの名前にしてます。

いつか...
今、家族で買いに来てくれる子供たちが大人になって家庭を持ち、子供と一緒に買いに来てくれる。
ケーキの名前も変わらず覚えていて、小さいころに好きだったケーキをカフェスペースで一緒に食べる。
お話を聞きながら、そんなシーンが浮かびました。

町に溶け込んだお菓子屋さんとして長く続けていきたいです。
住んでる町の自慢したいお店。教えたくないけど自慢したい。
そんなお店です。


プロからのアドバイス
チョコレートを溶かすボウルに一工夫
湯煎でチョコレートを溶かすとき、ボウルの使い方で味はもちろん、出来上がりの食感や見栄えが変わります。
大きいボウルにお湯を入れ、小さなボウルにチョコを入れ、
大きなボウルの中に小さなボウルを浮かしてチョコを溶かすイメージを持つ方が多いかと思いますが、逆がおすすめだそうです。
小さいボウルにお湯を入れ、大きいボウルにチョコを入れ、
小さいボウルに大きいボウルを乗っけてチョコを溶かすことで、水蒸気の水分を遮断できチョコの中に水分が入ることを防止できます。
同じ大きさのボウルでもいいです。
お湯を入れる方のボウルに小さなお椀を逆さにして入れてお湯を入れると、チョコを入れたボウルを乗っけられるので便利です。
手作りチョコレートに挑戦する方は是非お試しください。


MountainHutではバレンタインだからと特別なことはしないそうですが、チョコレート商品の品ぞろえは増えます。
家族に感謝を伝えたり、自分へのご褒美としてお立ち寄りください。
【COFFEE&CAKES Mountain Hut】
〒154-0017 東京都世田谷区世田谷4丁目9 7MIYABI 1F